2006/12/10

欧州ファッションの現状

というタイトルで、ヨーロッパのモードの息吹を感じさせる、エスプリをプリッと効かせたエッセイを書くべくボク(ちょい辻仁成)は思案を重ねていた。外に出るとツンと肌を刺す寒さに思わずマッキントッシュコートの襟を立てる。街へと向かう人々とすれ違いながら僕はある場所へと急いだ。そう僕らが出会ったあの場所へ。。すっかり落葉した白樺の木下で葉々をガシャリガシャリと踏みしめながら、あーここで一緒に落ち葉ひろいをしたこともあったねとふと思い出す。そしてもう戻らない日々を落ち葉に重ね合わせ深いため息をつくのであった。。。。(うそ)

と、そんなおっきなタイトルについて書くのはやっぱり骨が折れるので、最近の「僕の」@欧州ファッションの現状について書きマース(おいおい。辻仁成撃沈)。

最近は若干おしゃれ脱力気味にもっぱらZARAとかで安めのお買い物。フランス人も一般的にいってそんなにファッションにお金使うわけではないので、郷に入れば郷に従えですね。ちなみにEUのなかで給料に占める服飾費の割合が一番高い国はイタリアだそうです。さもありなん。

昔ショップスタッフをしていたことがあったのですが、バイト代 ≒ 服への出費 という状況になるので貧乏学生だった僕は長くは続けられず。。いつか思う存分おしゃれするぜと思っても、歳をとっていくとまた別の消費社会に組み込まれていくんですよね。

あとボクものをなくし 易いんです。仕事先に洒落こましてカフス付きシャツ着ていってもついつい腕をまくり上げる癖があって、その結果付けてたカフス達よ果て今何処に。。
だからこないだZARAに行ったとき、なくしちゃってもいいように同じカフスを二個くれって頼んだんです。そしたら一ペアしか持ってこなかったので「ノンノン、カフス二個」っていったら「二個ちゃんと入ってるよ」とちょっと噛み合ず、、あーフランス語やり直し。

ちなみにこないだZARA特集みたいな番組でZARAの会長さんがテレビに出ていました。「出ていました」といっても工場の外からほとんど隠し撮り状態。どうも彼は極端な露出嫌いだとか。ちょい昔のホリエモンの対極ですね。

番組ではZARAのデザインチームに「これって有名ブランドのパクリじゃないですか?」て質問をしていました。デザイナーは涼しい顔で「パクリじゃなくてインスパイアです」と答えていたけど、なんかそんなことおっしゃっていた日本人画家が昔ニュースに出ていたなあとふと思い出した寒空の真夜中、ちょい酔っぱらいで脈絡破壊気味のボクとそれを読んでるあいまいな日本のあなた。

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