2007/08/23

Google Skyは面白いなあ

google earthの最新版で夜空を眺めるように星々を観察できるGoogleSkyという機能が追加されたというニュースがテレビでやっていたので早速ダウンロードしてみた。

これは面白いですね、って10分間やってみただけだけど。
ここ数年位きれいな星空を観てなかったものだから尚更感動した。

こんなに高解度に映っている星々を観ようと思ったら、立派な天文台のドデカ電子望遠鏡じゃないと無理だろうし、それと同じような体験を手軽に提供してくれるgoogleはやっぱ凄いなあとこれは久しぶりに手放しに賞賛。


そういえば、少年時代、僕にも「宇宙マイブーム」の時期があった。

天文ガイドとかいう小難しい科学雑誌を親に買ってもらっては星空に夢を膨らませたものだ。
ちなみにその雑誌は望遠鏡関連の広告記事が全ページの3分の2以上を占めていたのだけれども(笑)、当時から物欲だけは人一倍強かった僕はそれら広告記事におおいに物欲を刺激され、親に数十万円もする望遠鏡を強くねだった。
結局数十万円のモノは(当然)無理だったが、父親と一緒に天文ガイドの中の広告にじっくり目を通し、確か2万か3万位の比較的安価な望遠鏡を買ってもらうことになった。

それでその望遠鏡では月のクレーターだけははっきりと観察できてそれはそれなりに感動したのだが、あとの星々は望遠鏡に不着しているホコリなんだかなんだかさっぱりみわけがつかない感じで、とても天文ガイドに掲載されていたような色鮮やかなナントカ恒星群だとかナントカビッグバンなどはみることができなかった。

それでこれは望遠鏡の中に何か問題があるのだろう、そもそも中はどんな構造になっているのだろうというという問題意識をもった僕は望遠鏡の筐体を分解してみた。
しかし中は空っぽで底面に鏡がくっついているだけという、非常にシンプルな作りであった。まあ今考えれば望遠鏡というのはそういうものだと理解できるのだが、当時の僕はひどくがっかりし、拍子抜けしてしまった。さらにはその分解のせいで筐体の中にホコリが混入してしまい、その後はレンズを覗いても不着しているホコリしか見えなくなったので、当時の僕はすっかり興味をなくし、そのおっきなオモチャはその後間もなくして押し入れ行きとなった。そして星空への思いもいつのまにかどこかに消えてしまっていた。

暫く前に実家に帰って押し入れをみてみたらその役立たずの望遠鏡がまだポツンと仕舞ってあった。僕はしばらくカレ(望遠鏡)と見つめあい、お互い無言で今後の処遇についてしばし考えてみたが、結局カレを粗大ゴミとして切り捨てる気にはなれず、いまだそのままにしてある。

google skyをいじくっていたらそんな子供時代の記憶が蘇った。

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